====================================             BAKW システムドライブ復旧手順書             ====================================  ウインドウズ 95, 98, ME, NT4.0, 2000, XP FAT及びFAT32用 バックアップツール     1. NTFS等には対応しておりません。     2. 圧縮・レイドドライブ等特殊なドライブには対応しておりません。     3. 通常ファィル以外(暗号化ファィル等)は、サポート対象外となります。                                    BAKW.EXE                                    Ver 2.75                                   2007/08/17                                     (c)Kuni         取扱説明書(BAKW.TXT)も参照して下さい。 ■■■共通事項■■■ ●試用でご利用の場合の制限事項(未登録利用)   ・未登録のBAKWで作成したバックアップデータは、復旧期間が制限されます。    復旧が制限される前に再度BAKWしデータを更新して下さい。 ●ハードディスク起動領域について   ・用語の説明    NT系: ウインドウズNT/2000/XP を言います    95系: ウインドウズ95/98/ME   を言います    MBR: マスターブートレコード         ハードディスクの先頭領域の起動プログラム部分    PBR: パーテーションブートレコード         各パーテーション毎の先頭領域の起動プログラム   ・ハードディスクの起動領域    ハードディスクには、[MBR:ハードデスク起動領域]と[PBR:パーテー    ション起動領域]の二種類の起動領域が有ります。    MBRは、ハードディスクドライブ1台につき一つですが、PBRは各パーテー    ション毎になりますので、ハードディスクを分割して利用している場合は、その    数だけ存在する事になります。    計算機は、     BIOS => MBR => PBR => OSの起動プログラム    の順番に実行されます。   ・MBRの問題    MBRは、OSによらずに共通(ハードディスクは、NT系、95系ばかりでな    くLINUX等も使いますので・・)な筈なのですが、NT系OSではその部分    にマーク(NTシグニチャと言うらしい?)を書込ます。    そのマークは役に立つ反面、バックアップ領域からの起動の障害ともなります。    そのマークに関してはOS製造メーカも問題点として認識し、自社HPでその旨    記載していますので、将来改善される事を期待している所です。 http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=249321   ・PBRの問題    PBRは、OSの起動プログラムへの橋渡しのプログラムです。    NT系の、OSの起動プログラムは、NTLDRと言うプログラムです。    95系の、OSの起動プログラムは、IO.SYSと言うプログラムです。    これらは、OSの起動プログラムが異なる(橋渡し先が異なる)ため、相互に互    換性が有りません。    ですから、     ★NT系OSで初期化したドライブは、そのままでは95系OSを起動出来ま      せん。(初期化やその他の方法が必要です)     ★95系OSで初期化したドライブは、そのままではNT系OSを起動出来ま      せん。(初期化やその他の方法が必要です) ●三つの復旧方法   ・BAKWは、三つの復旧プログラムによる4つの方法をサポートします。     1._BKWR300       通常は、このプログラムにより復旧を行うことを推奨します。     2._BKWR300 /FIRST       処理を高速化するオプションです。処理が軽くなるため、復旧に支障が出       た場合にお試し下さい。     3._BKWREST       _BKWR300で復旧に障害が発生した場合にお試し下さい。       (このプログラムは、_BKWR300の旧バージョンです)     4._BKWR201〜_BKWR203       1及び2の方法で障害が発生する場合にお試し下さい。   ・_BKWR300による復旧    殆どの復旧工程をこのプログラムで実施致しますので、割合簡易に処理を行うこ    とが出来ます。    このプログラムは、長いファィル名の処理をFD起動のウインドウズ(DOS7    相当)から強制的に行うと言う力技を利用しています。   ・_BKWR300 /FIRST による復旧    復旧時の必須でない処理を省略し、高速化するオプションです。    処理の負担が経るため、復旧の成功率が高くなることが期待できます。   ・_BKWRESTによる復旧    殆どの復旧工程をこのプログラムで実施致しますので、割合簡易に処理を行うこ    とが出来ます。    このプログラムは、長いファィル名の処理をFD起動のウインドウズ(DOS7    相当)から強制的に行うと言う力技を利用しています。    参考:_BKWR300に比べて、多少処理速度が低下します。    説明:このプログラムは、_BKWR300の旧バージョンです。   ・_BKWR20xによる復旧    このプログラムは、長いファィル名の処理を仮ウインドウズ上から行います。    (ウインドウズ上でし残した処理については力技も利用します)    長いファイル名の処理の殆どをOSの基本機能で行いますので、長いファィル名    の力技で問題が発生した場合は、こちらの方法もお試し下さい。    プログラム構成     1._BKWR201は、圧縮保存されたバックアップファイルからの展開及      び、仮ウインドウズ起動の為の準備等を行います。     2._BKWR202は、ウインドウズ用のプログラムで、仮ウインドウズ上で      長いファイル名の処理を実施します。     3._BKWR203は、仮ウインドウズ上でし残した長いファイル名の処理等      を行います。   仮ウインドウズを起動するためのスペースが必要です。   説明:仮ウインドウズは、復旧先のHDにウインドウズフォルダを丸ごと複写する      事により起動致します。そのため、ウインドウズをまるごと複写するだけの      HDの空容量が必要となります。 ●説明   ・システムドライブの復旧は、ウインドウズをフロッピーディスクから起動する事    になりますが、フロッピーディスクは容量に限りがあるため、皆様がお使いのウ    インドウズのGUIを持った巨大なOSを入れる訳にはいきません。    フロッピーディスク起動で利用出来るのは、ウインドウズのDOSモードのみと    なります。   ・ウインドウズがこれだけ幅を利かせていても、最後の頼りはDOSなのです。   ・DOSはウインドウズと異なりマウスでクリックと言うわけにはいきません。    DOSプロンプト C:\> 等からコマンドをキーボードに打込んで操作する事にな    ります。   ・コマンドを打込むと言っても、それほど難しいわけでは有りません。ウインドウ    ズが市販される前は、パソコンを利用する人が皆コマンドを打込んでいたのです    から。    BAKWも手順のとおりに操作していけば復旧出来ます。この説明書を見なが    ら、復旧して下さい。    操作に詰ったときの為、DOS時代の説明書や図書等を手元に準備して置けば完    璧です。    注意:ウインドウズのシステムが動く場合でも、復旧は必ず[FD起動のDOS       モード]から行って下さい。       (_BKWR202は、仮ウインドウズから行います)    注意:上書き復旧は、トラブルの禍根を残します。ドライブを初期化してから復       旧して下さい。 ●転ばぬ先の杖   ・このテキストが必要になるのは、ウインドウズが立上がらなくなった緊急事態で    す。   ・その様な折りには、印刷する事も出来ずパニックになる事も考えられます。緊急    事態に備えて、このテキストを印刷保存しておくと安心です。   ・また、ウインドウズ用の起動FDも準備して置いて下さい。    そのFDでバックアップに利用したメディアを認識するか確認して置いて下さ    い。 ●復旧用語の説明  A: 起動FD     ウインドウズ95/98/MEでで作成した起動用フロッピーディスク。     ウインドウズNT/2000/XPの復旧にも、95/98/MEで作成す     るフロッピーを利用します。     ドライブ番号は、A:と記載しますが、異なる場合はご利用の環境に読替えて     下さい。  C: HD     ウインドウズ起動ドライブ(ハードディスク)     ウインドウズは、このドライブに復旧されます。     AT互換機:AT互換機では通常C:がシステムになりますが、特殊な方法で       他のドライブがシステムになる等の場合は、該当するドライブに読替えて       ご利用下さい。     PC9821:どのドライブでもシステムをインストール出来と言う便利さが       このパソコンの特徴です。該当のドライブ番号に読替えてご利用下さい。       また、FD起動とHD起動ではドライブ番号が変動しますので、ご注意下       さい。     ドライブ番号は、C:と記載しますが、異なる場合はご利用の環境に読替えて     下さい。  Z: MO/CD     MO/CD/PD/ZIP/DVD−RAM等、BAKWで保存したデータを     保管したドライブです。     ドライブ番号は、Z:と記載しますが、異なる場合はご利用の環境に読替えて     下さい。  参考:SMARTDRV     起動フロッピーに、SMARTDRV.EXE をインストールしておくと軽快に復旧出来     ます。 SMARTDRV を利用しない場合の1/10の時間で完了したとのレポート     も頂いております。     フロッピーディスクから起動直後に SMARTDRV とするだけでOKです。  注意:PC−9821シリーズをお使いの方へ     FDから起動した折りにドライブ番号が変ると言う性質が有ります。ドライブ     番号には特段の注意を御願いします。  参考:AT互換機も場合により、ドライブ番号が変る場合が有りますのでご注意下さ     い。 ●安全の確保   〇複数のドライブを接続している方は、安全の為必要以外のドライブのコネクタを    外す等して、物理的に初期化出来ないようにしておく事を強くお勧めします。    間違って関係無いドライブ初期化をすると悲惨なことになります・・と言う私も    アルコールの入った状態で違うドライブを初期化し悲惨な状態になった経験があ    ります。   〇パソコンは安定した状態でご利用下さい    このプログラムは、ディスクに対して高頻度に直接アクセスを行うと同時に    CPUパワーをフルに利用します。不安定な状態で、エラーが発生すると処理に    支障が出ますので、CPUのオーバークロック等をされている場合等は、それら    を解除し「安定した状態」で処理を行って下さい。 ●著作権表示   ・BAKW.EXE及び同梱配布物は、謝辞記載の著作物を除きKuni が著作権を    主張致します。    このソフトの配布、取扱い等については、      お読み下さい    README.TXT      取扱説明書     BAKW.TXT      シェアウェア説明書 BAKWREG.TXT    を参照して下さい。 ●謝辞  高性能なプログラムを公開していただいた皆様に感謝致します。   ・LHA.EXE    吉崎栄泰氏作のフリーソフトウェアを同梱させて頂きました。   ・UNLHA32.DLL    Micco氏作のフリーソフトウェアを同梱させて頂きました。   ・FreeInst.exe    桐井裕司氏作のフリーソフトウェアを使用させていただきました。 ■■■_BKWR300による復旧■■■ ● 【準備段階】HDの初期化/起動設定   ・この項目は、参考例として記載しています。    この項目は、パソコンの固有の設定(BIOS等)、OSに固有の設定等を行い    ますので、ユーティリティの作者で有る私には詳細を確認する術が有りません。    (皆様がご利用になる全PCのBIOSやハードを把握する事は不可能です)    この項目の記載事項に不明な事が有る場合は、ウインドウズやパソコンの取扱    説明書を参照するか、メーカーのサポートセンター迄お問い合せ下さい。   ・AT互換機をご利用の方は、必要に応じてBIOSの設定を行って下さい。   ・起動FDで起動し、FDISKのメニューに従い領域確保を行います。    (起動FDは、ウインドウズ95/98/MEの物をご利用下さい)    FDISK   ・パソコンを一度終了し、再度FDから起動します。   ・「MBR問題」を解決します    FDISK /MBR   ・HDをアクティブにします FDISK のメニューに従って操作して下さい。    FDISK    参考:皆さんのトラブルでは、「アクティブにするのを忘れた」と言う事が多い       様です。忘れずにアクティブの設定をして下さい。    注意:PC−9821シリーズでは、アクティブの意味が異なります。       「状態:アクティブ」かつ「BOOT:可」に設定して下さい。   ・ドライブを初期化します。    FORMAT C:    注意:HDをクリーニングして過去の禍根を絶つために必ず実施して下さい   ・初期化が終ればとりあえず一段落です。パソコンの電源を落して一休みして下さ    い。 ● 【第一段階】FD起動で復旧開始   ・FDから起動します。   ・SMARTDRVを設定します。    この操作は、必須では有りませんが、SMARTDRVをインストールする事に    より復旧が軽快になります。(速度が2倍から10倍になります)    A:SMARTDRV    SMARTDRVがうまく設定されたかどうかは、以下のコマンドで確認出来ま    す。    A:SMARTDRV /S   ・コマンドラインから以下の様にしてBAKWの復旧操作を開始します。    _BKWR300.EXEのメニューに従い操作して下さい。    Z:_BKWR300    説明:コマンドラインオプションについて       通常は、前記のとおりオプション無しで起動OKです。       コマンドラインオプションを付けることで以下の機能が利用出来ます。       Z:_BKWR300 /FIRST   復旧ソフト(SNF=>LFN処理)の負担を軽くして処理を高速化します。         高速で復旧したい場合、にお試し下さい。         復旧ソフトの負担が軽くなりますので、復旧がうまく行かない場合等         にお試し下さい。       Z:_BKWR300 /AUTO         CD等にバックアップしたメディアが1枚で治っている場合にこのオ         プションを利用すると、メディアの交換指示が出ずそのまま処理を継         続します。メディアが複数枚有る場合、このオプションは利用不可で         す。       Z:_BKVREST /CACHE         内部キャッシュ容量を大きく取得します。           オプション無: 160KB程度           オプション有: 320KB程度         パソコンのリアルメモリ容量が不足する場合このオプションを追加す         るとエラーになります。         内部キャッシュ容量が大きくなるため、巨大なフォルダ等の処理が高         速化されます。         リアルメモリ:           DOSから直接利用出来るメモリです。設定により異なりますが           ユーザが利用出来るのは、350-500KBとなります。   ・途中でメディアの交換をするか聞かれますので、複数枚のメディアにBAKW    している場合は、「Y」をキー入力して次のメディアに交換して下さい。    BAKWが1枚の場合や、最後のメディアが終了した場合は、「N」を入力し    て次の処理に進んで下さい。   ・処理が終了したら、FDを抜きパソコンを終了して下さい。   ・ここまでエラーが出なければ、ほぼ成功です。    私の調べた環境では、ウインドウズ95/98/ME/NT4.0/2000/    XP共に問題なく復旧していますが、全ての皆様の環境を確認する事は不可能で    す。 ● 【最終段階】復旧最終措置   ・「PBR問題」の解決    ウインドウズNT/2000/XP以外のOSでは、この処理は不要です。    ブートセクタをNTLDR対応の物に書換します。     ▲ウインドウズNT4.0      (他OSの場合は読飛ばして下さい)      | ウインドウズNTのセットアップFDで起動(CD−ROMから起      | 動し てもOK)します。      | メニューから      | 「破損したインストール済の Windows NT Vesison 4.0 を修復(R)」      | から      |  「[ ]レジストリファイルの検査」      のチェックを外す      |  「[ ]スタートアップ環境の検査」      のチェックを外す      |  「[ ]Windows NT システムファイルの確認」  のチェックを外す      |  「[X]ブートセクタの検査」         のチェックを入れる      | ウインドウズNTが起動出来るようブートセクターを設定します。      | 注意:復旧ディスクが無い場合      |   復旧するドライブ以外の全てのドライブを機械的に外してから      |   行って下さい。自動認識ではプライマリ・マスターの第一パー      |   テーション以外を認識しない様です。      |   SCSIを利用する場合は、ATAPIのHDDを全て機械的に      |   外して下さい。     ▲ウインドウズ2000      (他OSの場合は読飛ばして下さい)      | ウインドウズ2000のセットアップCD/FDで起動します。      |  「インストール済の Windows 2000 を修復 (R)」      | から      |  「キーボードの種類を設定」      | から      |  「回復コンソールを使ってインストール済のWin2000を修復(C)」      | から      |  「復旧する Windows 2000 を番号で指定」      | から      |  「パスワードを入力」      | でパスワード入力後、コマンドラインが表示されますので、以下の様に      | キー入力しブートセクターの設定をします。      |    FIXBOOT C:      | で      |  「ターゲットパーテーションは、C:です」      |  「新しいブートセクターをパーテーションC:に書込みますか?」      | と表示されますので、間違いがなければ、「Y」 「Enter」として 下      | さい。      | 書込が完了したら、以下の様にキー入力して下さい。      |    EXIT     ▲ウインドウズXP      (他OSでは読飛ばして下さい)      | ウインドウズXPのセットアップCDで起動します。      | メニューから      |  「インストール済のWindows XPを回復コンソールを使って修復(R)」      | から      |  「キーボードの種類を設定」      | から      |  「復旧する Windows XP を番号で指定」      | から      |  「パスワードを入力」      | でパスワード入力後、コマンドラインが表示されますので、以下の様に      | キー入力しブートセクターの設定をします。      |    FIXBOOT C:      | で      |  「ターゲットパーテーションは、C:です」      |  「新しいブートセクターをパーテーションC:に書込みますか?」      | と表示されますので、間違いがなければ、「Y」「Enter」として 下さ      | い。      | 書込が完了したら、以下の様にキー入力して下さい。      |    EXIT   ・ウインドウズ起動後すぐにバックアップに利用したバージョンの    BAKW.EXEを起動して下さい。    起動時にメニューが表示されますので、必ず「継 続」を選択して下さい。    参考:当然ですが、復旧された \Program Files\BAKW\BAKW.EXE は、バックアッ       プしたBAKWですので、バージョン違いとなることはあり得ません。       システムドライブ以外へBAKWをインストールした等、特殊な環境でご       利用の場合はご注意下さい。    注意:この操作を行わなくともウインドウズが正常に起動している様に見えま       す。その為、この操作を忘れる方が多くいらっしゃるようです。忘れずに       必ず実施して下さい。   ・ログファィルを表示後消去していいか問い合せがあります。    通常は、ログファイルは不要ですので、メモ帳を閉じてから消去を選択して下さ    い。 ●処理は成功しましたでしょうか?  処理に障害が発生した場合は、「/FIRSTオプション付」「_BKWREST」  又は「_BKWR20x」をお試し下さい。 ■■■/FIRSTオプション付復旧■■■ ● 処理は、_BKWR300と同じです。   _BKWR300起動時に/FIRSTオプションを付けて下さい。 A:>_BKWR300 /FIRST   注:このオプションを付けて復旧した場合、 ABCDEF.txt => ABCDEF.TXT     の様に半角大文字のファィル名となります。ただし、長いファィル名が必須と     なるファィル名に関しては、きちんと復旧されます。(Program Files)     ウインドウズは、半角アルファベットの大文字小文字を区別しませんので、問     題は無いはずです。     (参考:ユニックス系OSでは半角英字の大文字小文字を区別する様です) ■■■_BKWRESTによる復旧■■■ ● 処理は、_BKWR300とほぼ同じです。   _BKWR300の説明の「_BKWR300」を「_BKWREST」と読替え   てご利用下さい。 ■■■_BKWR20xによる復旧■■■ ● 【準備段階】HDの初期化/起動設定   ・この項目は、参考例として記載しています。    この項目は、パソコンの固有の設定(BIOS等)、OSに固有の設定等を行い    ますので、ユーティリティの作者で有る私には詳細を確認する術が有りません。    (皆様がご利用になる全PCのBIOSやハードを把握する事は不可能です)    この項目の記載事項に不明な事が有る場合は、ウインドウズやパソコンの取扱    説明書を参照するか、メーカーのサポートセンター迄お問い合せ下さい。   ・AT互換機をご利用の方は、必要に応じてBIOSの設定を行って下さい。   ・起動FDで起動し、FDISKのメニューに従い領域確保を行います。    (起動FDは、ウインドウズ95/98/MEの物をご利用下さい)    FDISK   ・パソコンを一度終了し、再度FDから起動します。   ・「MBR問題」を解決します    FDISK /MBR   ・HDをアクティブにします FDISK のメニューに従って操作して下さい。    FDISK    参考:皆さんのトラブルでは、「アクティブにするのを忘れた」と言う事が多い       様です。忘れずにアクティブの設定をして下さい。    注意:PC−9821シリーズでは、アクティブの意味が異なります。       「状態:アクティブ」かつ「BOOT:可」に設定して下さい。   ・ドライブを初期化します。    FORMAT C:    注意:HDをクリーニングして過去の禍根を絶つために必ず実施して下さい   ・初期化が終ればとりあえず一段落です。パソコンの電源を落して一休みして下さ    い。 ● 【第一段階】FD起動で復旧開始   (_BKWR201.EXEによる処理)   ・FDから起動します。   ・SMARTDRVを設定します。    この操作は、必須では有りませんが、SMARTDRVをインストールする事に    より復旧が軽快になります。(速度が2倍から10倍になります)    A:SMARTDRV    SMARTDRVがうまく設定されたかどうかは、以下のコマンドで確認出来ま    す。    A:SMARTDRV /S   ・コマンドラインから以下の様にしてBAKWの復旧操作を開始します。    _BKXR201.EXEのメニューに従い操作して下さい。    Z:_BKWR201   ・途中でメディアの交換をするか聞かれますので、複数枚のメディアにBAKW    している場合は、「Y」をキー入力して次のメディアに交換して下さい。    BAKWが1枚の場合や、最後のメディアが終了した場合は、「N」を入力し    て次の処理に進んで下さい。   ・処理が終了したら、FDを抜きパソコンを終了して下さい。   ・参考(通常、この設定は不要です)    WINDOW又はWINNTフォルダ等ウインドウズのシステムフォルダを復    旧する事により次ぎの工程で仮ウインドウズを起動出来る様にしますが、ウイン    ドウズのシステムフォルダ以外にシステムが入っていて第二段階でウインドウズ    が起動出来ない場合は、以下の様にシステムフォルダを指定して下さい。    フォルダ名は、短いファイル名で指定して下さい。(WINDOWS,WINNT 等の標準の    システムフォルダを指定する必要はありません)    「Program Files」 フォルダにシステムの一部が入っている場合の例    Z:_BKWR201 /SYS:PROGRA~1    この場合は、WINDWOS(WINNT) と PROGRA~1 の二つのフォルダをシステムフォル    ダとして処理します。 ● 【第二段階】仮ウインドウズで復旧   ・「PBR問題」の解決    ブートセクタをNTLDR対応の物に書換します。     ▲ウインドウズNT4.0      (他OSの場合は読飛ばして下さい)      | ウインドウズNTのセットアップFDで起動(CD−ROMから起      | 動し てもOK)します。      | メニューから      | 「破損したインストール済の Windows NT Vesison 4.0 を修復(R)」      | から      |  「[ ]レジストリファイルの検査」      のチェックを外す      |  「[ ]スタートアップ環境の検査」      のチェックを外す      |  「[ ]Windows NT システムファイルの確認」  のチェックを外す      |  「[X]ブートセクタの検査」         のチェックを入れる      | ウインドウズNTが起動出来るようブートセクターを設定します。      | 注意:復旧ディスクが無い場合      |   復旧するドライブ以外の全てのドライブを機械的に外してから      |   行って下さい。自動認識ではプライマリ・マスターの第一パー      |   テーション以外を認識しない様です。      |   SCSIを利用する場合は、ATAPIのHDDを全て機械的に      |   外して下さい。     ▲ウインドウズ2000      (他OSの場合は読飛ばして下さい      | ウインドウズ2000のセットアップCD/FDで起動します。      |  「インストール済の Windows 2000 を修復 (R)」      | から      |  「キーボードの種類を設定」      | から      |  「回復コンソールを使ってインストール済のWin2000を修復(C)」      | から      |  「復旧する Windows 2000 を番号で指定」      | から      |  「パスワードを入力」      | でパスワード入力後、コマンドラインが表示されますので、以下の様に      | キー入力しブートセクターの設定をします。      |    FIXBOOT C:      | で      |  「ターゲットパーテーションは、C:です」      |  「新しいブートセクターをパーテーションC:に書込みますか?」      | と表示されますので、間違いがなければ、「Y」 「Enter」として 下      | さい。      | 書込が完了したら、以下の様にキー入力して下さい。      |    EXIT     ▲ウインドウズXP      (他OSでは読飛ばして下さい)      | ウインドウズXPのセットアップCDで起動します。      | メニューから      |  「インストール済のWindows XPを回復コンソールを使って修復(R)」      | から      |  「キーボードの種類を設定」      | から      |  「復旧する Windows XP を番号で指定」      | から      |  「パスワードを入力」      | でパスワード入力後、コマンドラインが表示されますので、以下の様に      | キー入力しブートセクターの設定をします。      |    FIXBOOT C:      | で      |  「ターゲットパーテーションは、C:です」      |  「新しいブートセクターをパーテーションC:に書込みますか?」      | と表示されますので、間違いがなければ、「Y」「Enter」として 下さ      | い。      | 書込が完了したら、以下の様にキー入力して下さい。      |    EXIT   ・_BKWR202の実行    ウインドウズを起動します。仮のウインドウズですので、起動中にエラーが表示    される場合が有りますが、なんとか立ち上げて下さい。(セーフモードもOK)    起動後、「スタート」「ファイル名を指定して実行」から \_BKWR202 として処    理を実施して下さい。    マイコンピュータをで、ルートに有る _BKWR202 を起動してもOKです。    暫くすると処理メッセージが出ますの。_BKWR202の処理が終了後、直ち    にウインドウズを終了して下さい。他の処理等を実施してはいけません。直ちに    終了し電源を切って下さい。 ● 【第三段階】FD起動で復旧   (_BKWR203.EXEによる処理)   ・FDから起動します。   ・コマンドラインから以下の様にしてBAKWの復旧操作を開始します。    _BKWR203.EXEのメニューに従い操作して下さい。    C:_BKWR203   ・_BKWR203の処理終了後電源を切って下さい。 ● 【最終段階】復旧最終措置   ・ウインドウズを起動して下さい。    第三段階迄無事完了していれば、ウインドウズが立上がるはずです。   ・ウインドウズ起動後すぐにバックアップに利用したバージョンの    BAKW.EXEを起動して下さい。    参考:当然ですが、復旧された \Program Files\BAKW\BAKW.EXE は、バックアッ       プしたBAKWですので、バージョン違いとなることはあり得ません。       システムドライブ以外へBAKWをインストールした等、特殊な環境でご       利用の場合はご注意下さい。    起動時にメニューが表示されますので、必ず「継 続」を選択して下さい。   ・ログファィルを表示後消去していいか問い合せがあります。    通常は、ログファイルは不要ですので、メモ帳を閉じてから消去を選択して下さ    い。