2002/12/15     Windows 2000 ドライブのBAKY               for PC−9821             (AT互換機にも利用出来ます) (c)Kuni 転載不可 ●はじめに   ・責任回避    各自の責任の元にご確認下さい。    以下の事項を実施し、トラブルが発生した場合、一切保証は出来ません。    私に瑕疵が有る場合も同様に保証出来ません。    利用に当っては、安全な環境で十分ご注意下さる様御願いします。   ・PC−9821シリーズのウインドウズ2000システムをBAKYで複写する    場合、マスターブートレコードに有るNTシグニチャが邪魔し、先ドライブから    の起動に失敗する事が有ります。    これは、AT互換機と異なる位置にNTシグニチャが記載され、FDISK /MBR に    よってもNTシグニチャがクリヤ出来ない事に基因しています。    以下にPC−9821環境でウンイドウズ2000をBAKYし先ドライブから    起動する方法について記載しましたので、参考にされて下さい。   ・以下の方法は、PC−9821を主体に記載しておりますが、AT互換機でも同    様の方法でウインドウズNT/2000/XPの複写が可能です。    また、以下の方法ではウインドウズ上で初期化及びNTシグニチャのクリヤを行    いますので、FD起動の準備が不要等の便利な点も有ます。 ●利用に当って  利用に当って、   ・ウインドウズ2000の操作が自力で行えること。   ・NTSS(私のHPのテストページ及びベクターからダウンロード可)の取扱説    明書を熟読し、その操作方法等を理解していること。  が必要となります。    注意:NTSSは試用版です。トラブルに対する保証は一切有りません。利用に       当っては十分ご注意下さい。 ●試験環境   以下の環境で試験を行いました。異なる環境の場合は、それなりに読替えてご利用  下さい。   ・計算機   PC−9821 Xa200W30R(K6−2−400)   ・元HDD  種別       SCSI          ID       4          パーテーション  4分割               (ウインドウズ2000は第二パーテーション)          ファイルシステム FAT   ・先HDD  種別       SCSI          ID       5          パーテーション  4分割               (ウインドウズ2000は第二パーテーション)          ファイルシステム FAT   ・試験したBAKYのバージョン 1.15 ●動作試験(下記記載事項は、NT4.0/XPでもほぼ同様に利用出来ます)   1.ウインドウズ2000で先ドライブを初期化しました。(FAT)     「スタート」     「開く−All Users(P)」     「プログラム」     「管理ツール」     「コンピュータの管理」     「ディスクの管理」     先ドライブの該当パーテーションを「初期化(FAT又はFAT32)」     先ドライブの該当パーテーションを「アクティブ化」     注意:「アクティブ化」を忘れる方が多いようです。忘れずに!        間違って、元ドライブを初期化すると悲惨な事になります。間違いの無        いよう落着いて操作して下さい。   2.BAKY 1.15 を起動し、先ドライブへBAKYを実施します。   3.異なる環境から起動する場合の処置     私の場合は、元ドライブのSCSI−IDが4で先ドライブが5となります。     複写完了後、先ドライブのSCSI−IDスイッチを4に変更してから起動す     れば問題ないのですが、面倒なので以下の処置を取りました。     また、先ドライブのパーテーション番号が元ドライブと異なる場合なども以下     の措置が必要となります。     説明:元ドライブと同じ環境を構築して利用する場合は、以下の措置は不要で        す。(BOOT.INIの修正不要)     参考:FAT/FAT32間の複写は問題有りません。同じ環境として利用出        来ますし、BOOT.INIの修正も必要有りません。     説明:異なる環境とは        SCSI:SCSI−IDが不一致             パーテーション番号が不一致        IDE: マスター/スレイブが不一致             プライマリ/セカンダリが不一致     操作方法      「スタート」      「プログラム」      「アクセサリ」      「メモ帳」を起動します。     メモ帳の      「ファイル(F)」      「開く(O)」     ファィル名の所に以下の文字を記載します。(文字は、半角文字で!)      \BOOT.INI     記載しおわったら、     「開く」ボタンをPushして下さい。     これでBOOT.INIを編集出来ますので、必要箇所を修正して下さい。     参考:BOOT.INIの修正方法等については、OSの取扱説明書や参考書        等をご覧下さい。        OS製造メーカのサイトにもBOOT.INIの記載方法の説明が有る        ようです。     参考:上記方法でBOOT.INIの編集が出来ない場合。        以下の操作を行ってください。        マイコンピュータで先ドライブのルートに有る         「BOOT.INI右クリック」         「プロパディ」         「読みとり専用」属性を外す。        編集後、上記操作で属性を元に戻してください。   4.NTSSを起動し、先ドライブのNTシグニチャをクリヤします。     (00000000を書込む)   5.元ドライブを外し、先ドライブからウインドウズを起動します。   6.ウインドウズ2000が無事起動しました。